理研分析センター

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アスベスト分析

アスベストは経済的に安価であったこと及び耐熱性、紡織繊維性、防音性等の物性から2006年に製造、輸入、使用等が禁止されるまで多くの工業製品や建築材料に使われていました。

飛散したアスベストを吸い込むことにより、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫、肺がん等になる可能性があると指摘されています。
今後、アスベストを含有した建築物等の解体作業がピークを迎えると考えられており、アスベストの飛散による健康被害が懸念されています。

 

建築物を改修・解体する際には使用されている建材製品にアスベストが含有していないか調査する必要があります。当社はJIS A 1481により建材中にアスベストが含有していないかを調べる定性分析(位相差・分散顕微鏡法、X線回折法、偏光顕微鏡法)、必要に応じてアスベストの含有率を調べる定量分析(X線回折法)を行います。
また、アスベストが含まれた建材の除去工事や改修の際は空気中のアスベスト濃度を分析する必要があります。

 

 

アスベストについて

アスベストの種類

アスベストは石綿(いしわた、せきめん)とも呼ばれる天然の鉱石です。蛇紋石族と角閃石族に分類され、下記に示す6種類があります。
分析対象もこの6種類全てとなっています。

分類 石綿名  備考
蛇紋石族 クリソタイル(白石綿) ほぼ全ての石綿製品に使用されていて、世界で使用された石綿の約9割を占めると言われています。
角閃石族 アモサイト(茶石綿) クリソタイルに比べ、毒性が高く1995年に製造、使用が禁止されました。
クロシドライト(青石綿)
アクチノライト   2008年より分析対象として新たに追加された石綿
トレモライト
アンソフィライト

・バーミキュライト(ひる石)への含有

バーミキュライトは天然鉱石で、バーミキュライト自体に毒性はありません。しかし、過去にアメリカモンタナ州リビー鉱山で発掘したバーミキュライトにアスベストが混入した事例があります。これはバーミキュライトとアスベストの鉱脈が近接していたことで、誤って混入してしまったと言われています。このアスベストを含有したバーミキュライトは1960年~1980年頃までに建てられた日本の建築物に使用されていたと言われています。

 

分析について

法令で定められたアスベスト分析の方法であるJIS A 1481[建材製品中のアスベスト含有率測定方法]を採用しています。
ご安心してお任せください。

定性・定量分析の違い

定性分析はアスベストの有無を調べる分析で、定量分析はアスベストの含有率を調べる分析になります。定量分析は基本的に定性分析を行い、含有が認められた成分に対して行います。アスベストの含有率の基準としては労働安全衛生法で、含有率が0.1%を超える製品の製造、輸入、使用などが禁止とされており、厳しい基準が設けられています。

偏光顕微鏡法

偏光顕微鏡

国際規格(ISO 22262-1)がJIS化され、追加された分析方法(JIS A 1481-1)で、鉱物が偏光に対して特有の光学的性質(多色性,複屈折,消光角,伸長性,屈折率)を示す特性を利用し、アスベストの含有の有無を判定する方法です。アスベスト分析において欧米で主流となる分析方法です。分析者の熟練度、技量等により、精度、解析に要する時間に差が出ると言われています。

 

位相差・分散顕微鏡法

従来のJISからある分析方法(JIS A 1481-2)で、試料を特定の浸液に浸すことで屈折率により色が変化します。この色の変化を利用してアスベストの有無を判定します。

位相差・分散顕微鏡写真

    

 

X線回折法

従来のJISからある分析方法(JIS A 1481-2及びJIS A 1481-3)で、アスベストはその種類により、X線を当てた際に固有の回折線ピークが得られます。定性分析はこの回折線ピークの有無からアスベストの有無を判定し、定量分析は得られたX線回折強度と含有量が既知のアスベストから得られるX線回折強度を比較することで含有率を調べます。

 

空気中のアスベスト濃度測定について

アスベストを含有した建材が使用されている建築物の解体・改修作業時や建築物の維持管理を目的として測定を行います。

測定場所 作業を行う室内

作業を行っていない室内

作業を行う部屋の排気口付近

 敷地境界

(敷地の境界となる4地点)

吸引量 1L/min 5L/min 10L/min
測定時間 15分以上 2時間 4時間
基準値 10本/L
関連

建築改修工事監理指針(国土交通省監修) 

※各自治体で測定点等を定めている場合が多い

大気汚染防止法
参考 作業環境評価基準別表   管理濃度  0.15f/cm3

 

保有資格

資格名 説明
建築物石綿含有建材調査者 建築物の通常の使用状態における石綿含有建材の使用実態を的確かつ効率的に把握するため、中立かつ公正に正確な調査を行うことができることを認定する公的資格制度です。
アスベスト診断士 一般社団法人JATI協会(旧社団法人日本石綿協会)が認定している資格です。アスベスト診断士の主な役割として「どこにアスベストが使用されているかの診断」「使用されているアスベストの処理要否判断」「アスベスト含有製品等の処理工事に関する、適正工事のチェック診断」などがあります。
石綿分析技術評価事業 建材中の石綿の分析技術および石綿繊維の計数技術のレベルを客観的に評価したものです。
建築物等の解体等作業の事前調査に関して定めた石綿障害予防規則第3条における「石綿の使用の有無の分析による調査」を行う者については、平成24年厚生労働省化学物質対策課長通知により、「十分な経験および必要な能力を有する者」として本事業のAまたはBランクの認定を受けた者による分析の実施が推奨されています。

上記資格を有し、豊富な実績、長年の経験から培われた技術力を持つアスベスト分析のスペシャリストが対応させていただきます。
また、都道府県労働局に登録されている作業環境測定機関ですので、ご安心してお任せください。


検査項目

  • 建材中のアスベスト定性分析
  • 建材中のアスベスト定量分析
  • 空気中のアスベスト濃度分析

ご依頼の流れ

①下記フォームまたは電話・FAX・E-Mail等でご依頼ください。

②担当営業よりご連絡させていただき、日程・試料等の詳しい打ち合わせを行います。

③分析に必要な試料を送付いただくか、または弊社で試料のサンプリングを行います。 

④分析完了後、報告書を作成し提出いたします。

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